魂のにんにく

農園縁側のにんにくについて

農園縁側のにんにくの品種はホワイトロッペン

1片が大きく、色は雪のように白く、表面に張りがあり実が引き締まっているのが特徴です。 1玉に、平均4~6片と少ないのですが、一粒一粒が大きいです。 さらに、粒が大きいだけではなく味も濃厚で甘味があり、栄養がぎっしり詰まった福地ホワイト六片種。

にんにく栽培

7月   緑肥ソルゴーの播種
8月   緑肥ソルゴーのすき込み、種にんにくのバラシ
9月   にんにくの植え付け (作業:にんにくの畝づくり、肥料まき)
10月   発芽
12月   本葉3枚~5枚で休眠
1月~2月 原村-15℃の寒さに耐え越冬(作業:畝の黒マルチが剥がれる度に直す。追肥)

3月 再び生育を始める    (作業:黒マルチの穴から上手に出ていないにんにくの芽出し作業)
4月 ぐんぐん成長      (作業:追肥・草取り・芽出し)
5月 ぐんぐん成長      (作業:乾燥が続くと潅水)
6月 にんにくの芽が出る   (作業:にんにくの芽をとる)
6月下旬 収穫・乾燥

縁側の土づくり

緑肥

新鮮な緑色植物をそのまま田畑に漉き込んで肥料とすることで土づくりをします。
緑肥を栽培することで期待することは

  • 土の物理性が徐々によくなり水はけ、保水性などが高まってほしい
  • 土の中に残ってしまった肥料(主に窒素)を緑肥に吸わせることにより、にんにく栽培時の元肥の量を減らしたい
  • 有機物が増えることで微生物を増やしたい
  • 土の中の腐植を増やしたい

緑肥には様々な種類がありますが農園縁側ではソルゴーを主に栽培しています。
ソルゴーは穂が出る前に漉き込んでいて、栽培するニンニクの細胞壁をしっかり作り腐りにくくなることを意識しています。

肥料

土ボカシ

肥料は主に自家製の土ボカシを入れています。
長野県阿南町のみなぼら農園からいただいている良質の鶏糞と畑の土を発酵させて肥料分と放線菌などの微生物を増やして畝に施肥します。畑ごとの土で必要な量だけの土ぼかしを作ります。

  • みたぼら農園の鶏糞
  • カニ殻
  • 糖蜜
  • 米ぬか

土ぼかしは畑全面に施肥はせず、畝だけ施肥しています。
これは環境に配慮しているからです。

土壌診断

苦土石灰畑の中のミネラル分(カルシウムやマグネシウム)が足りないときに畑に必要な量だけ畑に入れます。
キーゼライト畑の中のミネラル分(マグネシウム)が足りない時に足りない分だけ畑に入れます。
その他オーガニック813、りん酸バッドグアノなども必要に応じて使用しています。

農園縁側では畑の化学性の土壌診断を毎年12回以上実施しています。
なんとなく、肥料を畑に入れるのではなく土壌診断をすることによって、にんにく栽培に足りない成分だけを足りない量だけ畑に入れるように意識しています。

畝作り

管理機という機械で高さが20㎝になるように高い畝を作っています。
これはニンニクの根張りがよくなるように意識しています。

発芽

こればっかりは農家は手が出せません。
無事に発芽するように心から祈っています。